
2010年4月29日 11時50分
みどりの日にふさわしい、新緑薫る晴天の日
最愛の王子様が静かに息を引き取りました。
年末から真っ直ぐに歩けなくなり
年を越えた頃から、後ろ足が利かなくなりました。
それでも食欲は(むしろ若い頃よりも)旺盛で
先週までよく食べていました。
外に出たのは日曜日が最後で
今週は2、3口食べるのみでした。
普段吠えなかった彼ですが
3月辺りから、痛みがあったのでしょうか
昼夜問わず、大きな声でキュンキュンと鳴いていました。
鳴き疲れると眠っていたようでした。
足が利かなくなっても歩きたいのか
寝そべったまま前足をバタバタと動かし
円を描くようにグルグルとはいずっていました。
絨毯に接するほうの口元がすれて傷がついてしまうほど。
医師には家族の総意で掛かりませんでした。
近所に信頼できる秒物病院がない(辞めてしまったのもあり)ことと
老体に注射やメスを入れるのが、イヤだったからです。
今朝、母親がラブめの散歩から帰ると、
王子様はまたキュンキュンと鳴いており
抱き上げると息遣いが変わったというので
私の部屋に連れてきました。(私はまだ寝ていました)
私は、夏に王子様のために購入したベッドに横たわせ
荒い息遣いを聞いていました。
ずっとなでていたのですが、
ハッ
と、荒い息を吐いたのを最後に
呼吸が停止しました。
顔を触っても瞳を閉じませんでした。
ピンクの舌が一瞬で白くなりました。
目はゆるく開いたまま、黒さを失いません。
とても穏やかな、王子様らしい優しい顔です。
苦しまずに、逝ったのだと信じています。
16歳です。
自慢の黒毛は、今も尚ふさふさと豊かで、黒くつやつやとしています。
遺体をそのままにしておくのが辛いので
タオルをかけました。
顔を出したら、まだ眠っているかのようです。
ねぇ、本当は眠っているのでしょう。
君は、幸せでしたか。
悔いはありませんか。
安らかに眠れますか。
私が王子様にしてあげられることはなんですか。